セリフがまったくない!言葉に頼らないノンバーバルパフォーマンス『GEAR』を観に行ってきた。

日曜参観の代休日、子どもたちを連れ、ノンバーバルパフォーマンス『GEAR』を観に行ってきました。

我が家、1年半前にも一回観たことがあり、今回は二回目の観劇です。

 

『GEAR』は今年4月でなんと、

  • ロングラン8年目突入
  • 公演数2,700回突破
  • 来場者数20万人突破

したとか。地方の劇場でこれだけ根強い人気があり、しかも昼・夜二回公演を継続しているなんて、凄いの一言!!

www.gear.ac


レトロな『1928ビル』3階にある専用劇場に向かい、まずは、劇場入口のボードで、

今日のパフォーマーの皆さんをチェック!そして、すかさずパチリ。 

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キャスティングボード。日付入りなので記念になります。

『GEAR』には、5人のパフォーマーが登場するのだけど、公演によってキャスティングが変わり、その組み合わせはなんと4,500通りにもなるらしい!

(ちなみに事前にサイトで確認できます)

きっともう、同じキャストで観る機会はないだろうから、しっかり目に焼き付けておかねば。

 

会場の中に入ると、まるでテーマパークのアトラクションに潜り込んだようで、

ここは本当に京都?!と思わせてくれる空間に、親子で一気にテンションが上がります。

100席ある座席は、どこに座っても舞台からの距離が近く、臨場感たっぷりで味わえるのも魅力。

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色んな仕掛けが隠されている、廃工場のようなセット。

それにしても、客席を見回すと、驚くほど外国人のお客さんが多い!

年齢も小学生からシルバーの方までさまざま。色んな意味で客層の幅広さを感じます。

日本語が分からない人も、小さな子どもも、セリフではなく、動きで全てを語る『GEAR』なら、みんなが取り残されることがないのが嬉しい。

 

舞台は、4体の人間型ロボット『ロボロイド』が働き続ける、古いおもちゃ工場。

そこに、かつて工場で作られていたおもちゃの人形『ドール』が現れるところから始まります。

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個性的なキャラクターの『ロボロイド』と『ドール』©Takako Kishi

ストーリーは、『ロボロイド』それぞれが得意とする、マイム・ブレイクダンス・マジック・ジャグリングのパフォーマンスが中心になって進んでいきますが、そのレベルの高さたるや。

子どもたちは、ついつい身を前に乗り出してしまい、制止するのに必死の私。

でもね、分かるよ、分かる。この面白さは、前に乗り出さずにはいられない(苦笑)

 

しかも、この『ロボロイド』たちのキャラクターがとにかく、面白い!
4人の衣装は、赤・青・黄・緑。……とくれば、すぐに戦隊モノが頭に浮かびますが、まさに、キャラクターが色イメージにピタっとハマっているんです!!

情熱的リーダーの赤、冷静頭脳派の青、お調子者の黄、空気を読む影のリーダーの緑 (個人的分析)、 紅一点のドールはピンクといったところか。

それにしても、本当にセリフに頼らず身体の動きと表情だけで、キャラクターの魅力がしっかり伝わってくることに、ひたすら感動。

 

さらに注目なのは、その舞台演出。プロジェクションマッピングやレーザー光線、LEDなどでを駆使した舞台で、華やかなうえに、圧倒的な迫力。

特に、私たち親子が好きだったのは、LEDによる『ドール』の衣装七変化。

(言葉では上手く語れないのが、悔しい)

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娘(中1)のアンケート。プロジェクションマッピングに感激した様子。

『ロボロイド』と『ドール』のふれあいによって、ストーリーは展開し、そこから、どんな結末を迎えるか…… ここからはぜひ、劇場に足を運んでみてくださいね。

 

90分の公演終了後、この日はミニマジック講座のイベントがあり、ラッキー!!

青の『ロボロイド』様が、華麗なマジックを伝授してくれました。身近な道具だけを使って、簡単なテクニックなのに「えーっっ?!」と驚かせる技に、大大大満足。

イベントは不定期開催なので、気になるかたは、『GEAR』のTwitterをチェック。

ギア-GEAR- (@nvpgear) | Twitter 

 

二回目だったけど、期待を裏切らない、感動と興奮。

帰宅して持ち帰ったリーフレットを見ると、なんと、1年半前に観た時の

キャストを全員覚えていて、驚く。今回のキャストも忘れない自信あり!

(ちなみに1回目と同じキャストだったのは、青のロボロイドさんだけ)

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パフォーマーの突き抜けた個性が、印象に深く残る。


「家族揃って観劇したいなぁ」と思った時、全員が楽しめる作品というのは、探してもなかなか見つからない。つい、子ども向けに合わせてしまいがちではないですか?

そんな時、ノンバーバルパフォーマンス『GEAR』なら、家族全員が楽しめて、満足できるのでお勧めです。

熟練されたプロの技は、きっと子どもにもたくさんの刺激を与えてくれると思います!

 

月に2回、第一土曜と第三土曜は、4歳未満も入場可能なキッズデーもあるので、ぜひ小さいお子さんが居ても諦めずに、行ってみてくださいね~。

 

www.gear.ac